上手な食べ方・飲み方
外食の上手なとり方
外食をする時はきちんと知識をもっていないと食事療法を乱すきっかけになりがちです。最近ではメニューにカロリー表示をしたレストランも多くなりましたが、カロリーだけで判断するのは正しくありません。栄養のバランスにも気を配る必要があります。外食は、主食にボリュームがあり、野菜が不足しがちです。また、洋食などは油の使用量も多く、比較的濃い味付になっています。
①単品よりも品数の多い定食スタイルのメニューを選ぶ。
②単品のメニューは具の種類が多いものを選ぶ。
また、丼物はごはんが多いので残す勇気も必要。
③天ぷらなどの揚げものはカロリーが高いのでできるだけ控え、食べる場合は少し衣をはずすなどの工夫をする。
④野菜が不足しがちなので、サラダなどを添えるように心がける。
糖尿病の人は絶対禁酒?
アルコールにはカロリーはありますが、栄養素は含まれていないので他の食品と交換することはできません。また、「焼酎はよいが、日本酒はダメ」と考えている患者さんもいるようです。
でもそれは大きな間違い!問題なのはアルコールの種類ではなく、アルコールの量です。とくに多量を飲酒すると、薬の働きを変えてしまいます。基本的には禁酒が望ましいのですが、どうしても禁酒できない場合に飲酒を許可される第一条件は血糖コントロールがうまくいっていることです。主治医の指導のもと、お酒の量もきちんと管理しましょう。